日曜日、久々に伯母に会った。この前会ったのは、母が書道展に入選したのを見に来てくれた時だから、一年以上前になる。
今回は、伯父が所属する管弦楽団の演奏会のホールで会った。
別々に出かけたため、座席が遠く離れてしまったので、終演後にお茶を飲む約束をして、各々の席に戻ったのだが、一緒にいた母が、百合子ちゃん(伯母の事)、何だか若くなった気がしない?と言う。
そう言われてみれば、確かにそうだ。ホールの客席の照明が薄暗いので、どこがどう、と、はっきり分からなかったが、受けた印象は確かに若い。
終演後のお茶を楽しみにして、まずは交響曲を堪能した。
そして、演奏会がお開きになり、熱演した伯父も着替えて、チェロの大きなケースと共に、待ち合わせのカフェに現れた。
まだ汗を拭いている伯父を労ってから、早く聞きたくてうずうずしていたのであろう母が、百合子ちゃん、若返りのために、何かしたでしょ?といきなり単刀直入に口火を切った。
伯母は予想していたのだろう、少しも臆する事なく、そう言われると思ったわ、と余裕。眼瞼下垂の手術を受けたのよ、と笑った。
確かに、目がぱっちりしている。叔母曰く、三年程前から、瞼が下がっていると気になり始めたのだそう。写真を見ても、絶対に目が細くなってるの!自分ではちゃんと目を開けてるつもりなのに、周りからは眠いの?なんて言われたりして。
だから、龍ちゃん(チェロの伯父)が白内障の手術を受けた病院を紹介して貰って、去年の今頃、眼瞼下垂の手術を受けたの。
今はとても快適よ!
貴女も瞼が下がったら、あの先生、紹介するわよ、と言われて苦笑いの母なのだった。